フリルと、口紅と、軍パンと
フリルが好きです。
でも、それを「甘いだけ」で終わらせたくない感覚があります。
たとえば、
繊細なフリルのブラウスを、
あえて無骨なミリタリーパンツに合わせてみる。
メンズライクなジャケットを羽織る日は、
いつもより少しだけ丁寧に、
濃いめの口紅を塗り、耳元にゴールドの輝きを添える。
ひとつにまとめすぎない。
何色、と決めつけすぎない。
一見「矛盾」のような組み合わせが、
自分にとってはいちばん心地よく、
いちばん素直な感覚だったりします。
女性の中には、
少女のような柔らかさもあれば、
簡単には譲れない強さもある。
そのどちらも、
切り分けずにそのまま抱えていたい。
「甘いから」とフリルを手放すのでもなく、
「強いから」と無骨に振り切るのでもなく、
そのあいだにある、
自分にとってのちょうどいい場所を探り、整えていく。
全身をひとつのイメージで塗りつぶさない余白が、
その人の奥行きになる。
ルールに合わせるよりも、
今の感覚にしっくりくるかどうか。
そんな選び方を重ねる一日は、
不思議と、背筋が少しだけ伸びるような気がします。